旭川セミナーの申込状況から読み解く産後ボディケアのこれからの方向性について

こんにちは。骨盤軸整体の野田です。

5月23日開催の骨盤軸整体ベーシックセミナーin旭川ですが、おかげさまで満員御礼となりました。

4/27追記:キャンセル発生により追加募集中。残席1名です。

【開催終了】2021.5.23「骨盤軸整体ベーシックセミナー in 旭川」開催のお知らせ

申し込みいただいた方々はもちろん、告知を広めてくださったインストラクターの皆さんもご協力ありがとうございました。

今回の旭川セミナーは定員8名の予定でしたが、ラストの1席に立て続けに2名の申し込みをいただいたので、1枠広げて9名での開催となりました。

札幌在住の認定インストラクターの再受講者を含めてトータル12名。

ちょうど会場のキャパシティ的にも、密を避けてのギリギリの人数だと思います。

このご時世にこれだけの早さで申し込みをいただき、本当にありがたいことです。

 

しかし9名のうち柔道整復師の先生が1人だけで、残りの8名は全員助産師です。

これがどういうことになるのか。

ひとつ確実に言えることは、助産師が骨盤軸整体を身につけていくことで骨盤軸整体を本格的に導入していく病院や助産院が増えていき、それと同時に整体院で産後ボディケアを受ける必要性がなくなっていきます。

ですから現在旭川エリアで産後の骨盤矯正などを行なっている整体院や接骨院は、今後は院の方向性やの身の振り方を考えておいた方がいいのではないかと思われます。

そしてこれは旭川だけにとどまらず、将来的に確実に全国で起きていく流れになるでしょう。

 

骨盤軸整体を助産師が身につけ、出産直前から退院までの間にクライアントへ施術することのメリットについては過去にもいくつかお伝えしていますが、

分娩中に骨盤軸整体を施術する効果とメリットについて

助産師が夜勤で骨盤軸整体を活用してできること〜喜びを共有しあえるテクニック

助産師としても今まで以上に産前産後の女性の悩みに深く関わっていけるようになり、業務としてのモチベーション向上、スキルアップ、助産師としての可能性を広げていくことができると思います。

それと同時に病院や助産院としても妊婦さんのQOLが向上することで各種業務のスムーズな循環につながり、業務効率の向上につなげることができます。

そしてもちろんそのような病院や助産院を利用する妊婦さんやママさん達は産前産後の悩みやトラブルから早期に解放され、より明るい気持ちで産後の時間を過ごすことができるようになることでしょう。

 

そもそも開いてもいない骨盤を矯正すると謳うような女性のコンプレックスに付け込むだけの卑劣なビジネスは、令和の時代には淘汰されていくべきであると考えます。

助産師の手によって出産から退院までの間に骨盤軸整体の施術を受けておけば、巷に溢れる得体の知れない産後の骨盤矯正などに通う必要はありませんし、出産で開いた骨盤は産後の骨盤矯正を受けなければ閉じない、といったようなデマに惑わされることなく充実した産後ライフを過ごすことができるようになります。

開業を考えている勤務助産師であれば、そのまま退院したママさんを自身のクライアントとして引き継ぐことで継続して関わっていくことも可能でしょうし、産後のママさんは助産院で受けた骨盤軸整体の施術効果の継続を希望するでしょうから、助産師以外の整体院や整骨院でも骨盤軸整体を導入することでそれらのママさんに選んでもらうきっかけを得ることができます。

そのような出産からの退院までの間に骨盤軸整体が浸透していくことでそれは究極の囲い込みとなり、助産師や整体師を問わず現場で骨盤軸整体に関わる全ての人のブランディングを大幅に向上させていくことにもつながっていきます。

そしてそれは同時に、現在蔓延している根拠のない産後の骨盤矯正ビジネスを革新していく大きな原動力となることでしょう。

時代を超えていけ!昭和の整体と令和の整体の違いとは?!

骨盤軸整体は整体師としての経験には左右されずに結果を出すことができますから、身につけたばかりの助産師であっても確実に結果を出すことが可能です。

 

ベテランの整体師に比べて技術的にどうなのか?という意見もあるかも知れませんが、むしろ僕に言わせれば産後の骨盤矯正なんて意味のないインチキな施術を何年も行なってきただけのキャリアに何の価値があるんだろうかと思ってしまいます。

そんな昭和の固定観念を払拭し、最新の理論を学んで身に付けた助産師を起点に、安全で確実で効果を実感できる、本当の意味で産後のママさんのためになるような整体が広がっていく。

これが従来からの産後の骨盤矯正に替わる、これからの産後ボディケアの方向性であると考えています。

 

旭川という街は、失礼ながら決して広い地域とは言えないかもしれません。

しかしそのように限定的なエリアであるからこそ、早い段階で目に見える結果が出てくる可能性もあります。

おそらく遅かれ早かれ産後の骨盤矯正という概念は終焉を迎えることになると思います。

それはひとつの業界の自浄作用であって骨盤軸整体の功績というわけではありません。

しかしそのようなムーブメントの一つのきっかけとして、私たちの活動には十分な意義があると感じています。

今回の旭川セミナーの開催によって、そのようなムーブメントがどこより先駆けて旭川で生まれることになるかもしれませんね。

それらも含めて旭川でのセミナー開催を楽しみにしています。

関連記事