レポート06|クライアントの気持ちに寄り添いつつ、産後3日目の尿もれを改善させる

臨床レポート紹介

こんにちは、骨盤軸整体の野田です。
久しぶりの認定レポート紹介です。

産後3日目の尿もれが止まらない、下半身の感覚が戻らずに力が入らない。
そのような症状を骨盤軸整体で改善させたレポートです。

※ブログの文章としての文脈を考慮し、一部単語や表現などを改変しています

 

レポート紹介

提出者

畑中美紅(勤務助産師・認定ベーシックインストラクター)

クライアント

O様(注:実名は伏せさせていただきます)

区分

女性、産後3日目

クライアントの症状

激しい尿もれ。尿意が全く感じない。
気づいたら産褥Mパットが尿でパンパンになってる。
他の助産師にケーゲル体操をやるように言われたが、肛門や腟の締め方がわからない。

症状改善のために意識した施術部位

  1. 内転筋、大臀筋、横隔膜
  2. 上丹田(尿もれどうしよう、恥ずかしい、ソワソワ…といった気持ちの問題に対して)

その部位を選んだ理由

  1. インナーユニットの機能を高めるため
  2. 入院時の関わりで真面目な印象を受けた。
    性格上、尿漏れというマイナートラブルに対して深く考えて落ち込みそうだったため。
    (実際に表情が産前に比べて暗かった)

骨盤軸整体施術後の状態

一番最初に内転筋、腹直筋の施術を行なってから筋力テストを実施したところ、施術前より力の入り方が弱くなっていたが、その後に全身の軸を通したらテストの結果が良くなった。

施術後クライアントの反応

【施術直後】
「お腹の位置がわかるようになりました」とのこと。
肛門、腟が閉められるようになった
ケーゲル体操が可能になって、涙を流して喜んでくれた

【翌日】
尿もれはまだ完全に治っていないが、尿もれの量が減った。
自分で尿が溜まっているのが分かるようになった

骨盤軸整体以外で行いたい施術など

メンタルのフォロー
(この方の性格上、なぜ尿もれが起きたのか、どうすることで治っていくのかを説明してあげること)

感想、反省点、今後の課題など

骨盤軸整体を習ってから様々なクライアントに施術したけれど、ここまで泣いて喜んでもらえたのは初めてだったので、私自身も嬉しかった
課題としては施術前のテストで弱い部分があった際にどこの軸を通したら強化されるのか、といった関連づけがまだ完全に理解できていないので、一つ一つの症例を積み重ねて考察しながら次に活かしていきたいです。

評価、感想など

出産当日からの数日間というのはまだ脳が身体バランスの急激な変化に対応できず、さまざまな身体機能が正常に働くことができない時期です。

特にこのクライアントの場合は尿意も感じない、肛門や腟の閉め方もわからないという生理機能の感覚を一時的に失ってしまった状態であり、そのような状況では巷で言われてるような骨盤底筋エクササイズすら実施できず、ただ産褥パッドを当てて感覚が戻るのをひたすら待つというのが一般的な対処方法ではないでしょうか。

例えそれが数日〜週週間の我慢だとしても本人にとっては辛く苦しい期間であることは確かですし、ましてや尿もれや便もれといった症状は当人にとっては恥ずかしさや情けなさといった尊厳に関わる問題でもあり、出産直後の不安感と相まってその後のメンタルにも大きな影響を与えかねません。

そのような時期に骨盤軸整体によって症状を改善できるということは当人にとって大きな希望になるでしょうし、産後の不安感を希望に変えるきっかけになるのではないでしょうか。
それはこのレポートの「涙を流して喜んでくれた」という一文からも十分に読み取れると思います。

今回のケースで僕が素晴らしいと思ったのは、畑中さんが単に症状を改善させるだけでなく、真面目で落ち込みそうといったクライアントのメンタル傾向を慮って細かいフォローを入れながら施術を組み立てていることです。

施術した上丹田というのはメンタルを安定させて気持ちを落ち着かせるために有効なポジションですが、尿もれ改善のための施術にそのようなポジションを加えるということ、そして丹田の施術効果に頼るだけでなくクライアントにとって何が一番最良の手段なのか、助産師として何ができるのかといったベストな選択を考え、実行して寄り添う意識がすごく高い方だなと思いました。

そのような方に骨盤軸整体を使っていただけるのが、僕としては本当に嬉しいですね。

畑中さんありがとうございました。
これからもたくさんの方に骨盤軸整体を届けてくださいね。
よろしくお願いします。

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