レポート11|悪阻で入院3ヶ月目の妊婦へ寄り添うための身体&メンタルケア

こんにちは、骨盤軸整体の野田です。
大人気のインストラクター認定レポート紹介です。

今回はつわりで長期入院中のクライアントへの施術効果についての報告です。

 

※ブログの文章としての文脈を考慮し、一部単語や表現などを改変しています

 

レポート紹介

提出者

渡部益美(勤務助産師・認定アドバンスインストラクター)

クライアント

T.H様

区分

女性、マタニティ(22週:重症妊娠悪阻で入院3ヵ月目)

クライアントの症状と悩み

長期入院による体力、筋力の低下による身体のだるさ。特に腰痛。
つわりによる精神的ストレス。

症状改善のために意識した施術部位

腰方形筋、大腰筋、上丹田

その部位を選んだ理由

腰痛に対して腰方形筋と大腰筋にしっかり軸を通す必要があると考えたから。
悪阻によるメンタルの不調や落ち込みに対しては上丹田が有効であると考えたため。

軸の通りはどうだったか

体幹テストでは施術前かなりのふらつきが見られていたが、施術後はかなり安定感があった。
腰方形筋の背中を剃るチェックでも明らかな違いがあったため骨盤軸はうまく通ったと思う。
上丹田の施術効果はその場では評価しきれなかったが、施術後クライアントには笑顔が見られ、表情が明るくなったように感じた。

施術後クライアントの反応

体幹の安定感に驚いていた。ほとんど反ることができなかった腰も施術後は反ることができており、違いに驚いていた。

骨盤軸整体以外で実施したかったことなど

長期入院によるメンタルの落ち込みに対する精神的フォロー。

感想、反省点、今後の課題など

施術前の体幹テストでは予想よりもかなりふらつきが大きかった。
この方の場合は長期入院の影響もあったかもしれないが、妊婦へ実施するときにはより注意が必要だと思った。
入院中の妊婦は基本的に安静が求められることが多く体力や筋力の低下につながり、また精神的な落ち込みが生じやすい状況でもあるため、骨盤軸整体を通じて身体的にも精神的にもサポートしていきたいと思った。

 

評価、感想など

渡部さんは札幌で勤務助産師として活動されてますが、骨盤軸整体の施術を積極的に導入してくれています。

今回のレポートはつわりで長期入院されている妊婦さんへの施術について報告してもらいました。

僕自身は整体師なので、このような入院中の妊婦さんへ施術する機会はありません。

しかしこうやって、対応できる助産師さんがレポートとして結果を共有してくれることで状況の詳細を把握することができます。

逆にいうとこのようなケースはまさに助産師にしかできない骨盤軸整体の活用方法だと思いますし、そのような経験から得た結果を助産師以外のセラピストや整体師と共有できるのは、骨盤軸整体だからこそのメリットであると言えるのではないでしょうか。

 

重度の悪阻や切迫早産などで長期入院を余儀なくされている妊婦さんというのは、やはり出産までの体力の低下が懸念されます。

妊娠中の体力を保持するのは出産時はもちろん、産後の身体を回復していく上でも重要になってきますが、特に安静で身動き取れない入院中には体力の消耗が甚だしく、それこそいざ分娩室まで行くのに一人で歩けないくらいに体力が低下してしまうといったケースも耳にします。

あとは渡部さんもおっしゃるように長期入院では気も滅入り、メンタル面の低下も問題となるため、それに見合ったメンタルケアも必要となってきます。

絶対安静な入院時などでは助産師としても直接出来ること、してあげられることは限られてくると思いますが、そんな状況ではぜひ今回の渡部さんのように骨盤軸整体を活用してもらえたらと思います。

妊婦さんの身体への負担も限りなく少なく、短時間で終わり、筋肉の機能を回復させ、メンタルの沈み込みを回復する効果も期待できる、まさにシチュエーションに応じた効果を発揮できるのが私たちの骨盤軸整体です。

きっと助産師としての皆さんの可能性を大きく広げるきっかけになるのではないでしょうか。

 

渡部さんありがとうございました。
これからもたくさんの方に骨盤軸整体を届けてくださいね。
よろしくお願いします。

 

そのほかの認定レポート紹介一覧はこちら

協会認定インストラクター&認定院はこちら

骨盤軸整体協会|認定インストラクター&認定院一覧

 

関連記事