こんにちは、骨盤軸整体の野田です。
昨日は認定マスターインストラクターの阿部早希先生による『助産師のための骨盤軸整体フォローアップセミナー』が開催されました。
骨盤軸整体協会ではインストラクター同士の知識と経験を共有するために、定期的にインストラクターに講師を依頼したセミナーを開催しています。
従来は認定インストラクター限定のクローズドなセミナーでしたが、オンラインのみの開催に切り替えたのを機に、今年からは骨盤軸整体のセミナーを未経験な方にも門戸を開いての開催となりました。
阿部先生によるセミナーは昨年に引き続き2回目。
募集開始の告知と共に全国の助産師の申し込みが相次ぎ、蓋を開けてみると当日受講で19名、アーカイブの後日視聴も含めた総勢では46名と、過去最大規模での開催となりました。
内容は阿部先生の活動経験と実績をもとに、妊娠期、分娩期、そして産褥期といったそれぞれのシーンにおいて具体的にどのようなところにポイントを置いて施術をしていけばいいのか、助産師としての具体的な骨盤軸整体の活用方法についてまとめられています。
写真にもあるように、例えば切迫早産で入院中のクライアントへの整体の施術というのは助産師以外では絶対に施術不可能なシチュエーションですし、たとえ助産師であっても何ができるのか、何を目的にして何をしてあげられるのかというのは判断に迷うところではないでしょうか。
そのようなシチュエーションであっても、施術の目的とそのための方法論を体系化し、具体的なアプローチの手段について説明してくれています。
助産師が骨盤軸整体を身につけて実践するというのは、このような一般的な整体師では解決できない問題すらもクリアしてくれる可能性に満ちており、周産期のQOLを大幅に引き上げてくれる未来を創り出すことができると私たちは信じています。
そして今回のセミナーでの大きな目玉だったのは、彼女が主宰するオンラインサロン「骨盤軸整体 for MidWife」の中で蓄積されてきた分娩時施術のデータ公開です。
分娩時に骨盤軸整体を施術することでさまざまな有効な反応を得られる、というのは以前からレポートされていましたが、具体的にどのようなことが起こるのか、どのような場合にどのポイントに施術してどういった反応が得られるのか、といった具体的な検証を阿部先生がオンラインサロンのメンバーである助産師の報告をもとにレポートとして集積し、データに基づいて体系的に分析した結果を今回のセミナーで公開してくれました。
こちらは実際に分娩時施術をおこなってくれたメンバーの感想です。
いたずらに稚拙な結論に纏めることなく、あくまでも骨盤軸整体の有用性を見出していくために、実際の施術体験から客観的に積み上げられたデータはまさに助産師同士の繋がりの中でしか得られない、骨盤軸整体の今後の可能性を大きく切り開いていく道筋を示してくれる貴重な存在だと思います。
今後も助産師が持てる唯一無二の武器として、骨盤軸整体を更なる高みで活用してくれることを期待しています。
出産後の尿漏れや、尿閉についてのアプローチについても検証してくれています。
助産師のためのセミナーではありましたが、これはむしろ助産師以外の一般の整体の先生方に受けてもらうことに大きな意義があるかもしれませんね。
治療院の中での骨盤軸整体とは大きく違う、市井の整体師には想像もできないような世界で活用されている骨盤軸整体の世界の新たな可能性と方向性を見出すことができるセミナーだったと思います。
最後は記念撮影でパシャリ。
その他、院内で活用するための師長や院長への交渉術や開業してのクライアントへの繋げ方まで、阿部先生の体験に基づく付帯的な事例が目白押しの最後まで濃密セミナーでした。
あらためて阿部先生、参加者の皆さん、お疲れ様でした!
参加いただいた皆さんにとって、これからの骨盤軸整体の活用に生かしてもらえたら嬉しいと思います。
今後ももさまざまな強みを持つ認定インストラクターによるオンラインセミナーを開催予定なので、楽しみにしていてください。
次回は3月24日(木)に、助産師向けセミナー第二弾を予定しています。
詳細は発表をお待ちください。