こんにちは、骨盤軸整体スクールの野田です。
突然ですが皆さん、ラーメン好きですか?
ラーメンマニアの間でよく言われる「そろそろ潰れるな・・・」というラーメン屋の特徴というのがあって、
✅ 営業時間がだらだらと伸びる。
✅ ラーメン以外のメニューがやたらと増える。
✅ 入り口の告知やPOPがごちゃごちゃしてくる。
✅ 中途半端な値下げやサービス(トッピング・替え玉無料など)が多くなる。
他にもいくつかあるようですが、以上の兆候が見え始めると「この店そろそろヤバイんじゃ・・・」となるそうです。
実際に潰れるかどうかは別として、経営が危うくなってくると店主としては上記のような策に走りがちなのでしょうね。
それをお客さんは敏感に察知して「そろそろ危ない」という噂につながってしまうのです。
僕は自宅から事務所まで自転車で通勤してますが、その途中に「腰痛専門の整骨院」があります。
「当院は腰痛専門の整骨院です」というのがエントランスの壁面に大きくデザインされていてなかなか目立つのですが、先週あたりから店頭に「肩こり解消しませんか?肩甲骨ほぐしキャンペーン実施中!」という記載の、別の立て看板が置かれるようになりました。
「腰痛専門」と謳っている整骨院で「肩こり解消キャンペーン」・・・?
しかも「腰痛専門」と高らかに宣言している壁面看板の一部に被ってしまうように、立て看板を設置してしまっています。
それを見た途端、先ほどのラーメン屋の特徴を思い出してしまいました。
特に先述した四つの特徴はなかなか示唆に富んでいて、我々の業界でも同じようなことが言えるように思います。
営業時間を延ばしたり、様々な手技やメニューを追加したり、待合室やエントランスが告知でごちゃごちゃしたり、WEBクーポンなどのサービスにむやみに登録したり・・・。
経営に不安を感じている先生方は、得てしてこのような手段を取りがちなのではないでしょうか。
先述した「腰痛専門」の整骨院が本当に「そろそろ危ない」のかどうかはわかりません。
しかし少なくとも「腰痛専門院」として順風満帆であれば、このような「肩こり解消キャンペーン」を開催している暇はないのではないかとも思います。
もちろんラーメン屋の店主と同じく、我々治療家だって経営者です。
経営していくためには様々な努力や工夫が必要であることは否定しません。
しかしどんなに注力した「努力や工夫」であっても、それが自院のコンセプトに外れたものであれば決して集客につながることはなく、かえって自院のブランド力を低下させてしまうことにもなりかねません。
新しいことを始めるのは決して悪いことではないですが、それが本当に自分の築き上げてきたコンセプトに外れるものではないのか、それで本当に現状を改善できるのかを今一度冷静に検証してみる必要があります。
ちなみにウチこと骨盤軸整体荻窪院は「産前産後の女性の専門院」ですが、それ以外のサラリーマンやOL、老後のシニアなどを対象にしたメニューやキャンペーンを展開したことはありません。
むしろ看板に偽り無しで、たまにいただく産前産後の女性以外の問い合わせは申し訳ないのですがお断りさせていただいてます。
それが正しいとか間違いとかではなく、少なくとも「産前産後の女性の専門院」と謳っている以上、それ以外のターゲットに対してアプローチする必要性を感じることがないからです。
そしてそのことが、当院の産前産後の専門院であるというブランドをより強く印象付けることにも繋がっているのです。
もちろん「新しいターゲットに対して訴求することが間違いなのか?」と言えば、決してそんなことはありません。
大切なのは「今まで築き上げてきたブランドを壊さず、新しいアプローチで訴求していく」ことです。
今まで産前産後の女性に対してアプローチしてこなかった治療院でも、効果的に「骨盤軸整体」を取り入れ、メニューとして展開していくためにはこのことが非常に大切になっていきます。
それらについてもこのブログで今後説明していきます。
これからの整体院経営に関して、特に産前産後の女性をターゲットにした整体を手掛けていくためには、このような考え方が次世代のスタンダードになっていきます。
骨盤軸整体はそのような次世代のニーズにしっかり対応できる、数少ない整体メソッドであると自負しています。
本当の意味で自信を持って、周産期の女性に貢献できるテクニックを身につけるために。
私たちの骨盤軸整体を学び、共に広げていきませんか?
志の高い皆様のご応募をお待ちしています。