本質的な改善に導くための考え方とは|アドバンスセミナーVol.1レポート(2021.6.11)

こんにちは、骨盤軸整体の野田です。

昨日は骨盤軸整体荻窪院にてアドバンスセミナーVol.1を開催しました。

受講生は2名と小規模での開催でしたが、その分細かいところまで目が行き届いたセミナーとなりました。

アドバンスセミナーはVol.1とVol.2の全2回の構成となっていますが、今回のVol.1では施術の根幹となるポジショニングの選別から施術メニューの構築についてお伝えしています。

ベーシックセミナーで学んだ8つのポジションをいかにして実際の臨床に落とし込めばいいのか、クライアントの訴える症状や希望する身体の変化を実現する為の最適解となるポジションをどのように見立てて行けばいいのか。

どんなに素晴らしい技術を身につけていたとしても、施術者としてそのような状況判断力ができなければベストな結果をクライアントに届けることはできません。

クライアントの現状を分析し、仮説を立て、施術に結びつけて結果に反映させるまでのステップと、そのためのポイントとなる指標と方法論をしっかりと学んでいただきました。

そしてアドバンスVol.1では、骨盤ベルトの正しい使い方についてもお伝えしています。

骨盤ベルトについては以前に以下のような記事を書きましたが、実際に使用することでベルトに掛かる部位の筋肉が正しく使えなくなる事例が実証されています。

【助産師必見!】産後の骨盤ベルトで余計に筋肉が弱くなるってホント?!

セミナーでも全身の軸が通ってる状態から実際に骨盤ベルトを装着してもらい、自身の身体でどのような変化が出るのかを体感してもらいますが、皆さんその変化に驚かれる方がほとんどです。

上記の記事でも紹介している動画ですが、実際に軸が抜ける様子はこちらをご覧ください。

もちろん軸が抜けるからといって、すべての骨盤ベルトの装着が間違いだとか、直ちに骨盤ベルトの使用をやめるべきだということを標榜するつもりはありません。

大切なのは本質を理解するということであり、骨盤ベルトとは本来どのような状況において使用するべきものなのか、その為の注意点と正しい使用方法、そして使用することのメリット・デメリットを把握し、状況に応じて装着を中止することも含めた包括的な判断を下すことが重要になってきます。

産後はとりあえずベルトを巻かなきゃ、といった思考停止したアドバイスや、開いた骨盤を閉じるといった誤ったイメージをもとにした装着指導、そしてあたかも骨盤ベルトが万能であるかのような過剰な宣伝文句など、指導者の責任において改善するべき問題は山積みであり、それらを一つ一つクリアにしていかない限りは産後の本質的な改善につながることはありません。

そのような一つの注意喚起として、今回のセミナーの学びを自身の行動指針として繋げていただければ嬉しく思います。

次回のアドバンスVol.2ではカウンセリング〜施術〜クロージングまでの体系的な整体メニューとして一連の流れと、産後の尿もれや腹直筋離開といった個別の症例の改善方法、そして施術の中で提案していくべきエクササイズについてお伝えしていきます。

参加される皆様、よろしくお願いします。

 

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