産後ボディケアの効率の良い進め方とは?
こんにちは、骨盤軸精緻の野田です。
産後ヨガ、産後ピラティス、産後エクササイズ、産後パーソナルトレーニングなど。
産後の女性が身体機能を回復し、理想のボディラインを取り戻すために、産後ケアトレーニングとして巷では様々なプログラムが用意されていると思います。
そのような運動によって、周産期に上手く使うことができなくなってしまった筋肉を正しく動かしていくことは確かに大切です。
それによって身体機能を回復し、身体の基礎代謝を向上させていくことができるからです。
しかし出産によって産後のバランスの乱れた身体でそれらの産後ケアトレーニングをおこなったとしても、そのままでは残念ながら効率よく身体を元に戻すことはなかなかできません。
産後ケアのためのトレーニングやエクササイズは、どのように進めていけばいいのでしょうか?
産後の筋肉は「無くなる」のではなく「使えなくなる」
「妊娠中に体を動かさなくなることで筋肉が少なくなり、それによって身体の代謝が下がり、痩せづらい身体になる」
「だからエクササイズやトレーニングによって筋肉をつけることで代謝を上げ、妊娠前の身体に戻していく」
よく言われる言葉ですし、一見正しいように思えます。
しかし、厳密にいうと少しだけ間違ってます。
妊娠期間中において身体を支えるための筋力は確かに減少しますが、筋肉それ自体がなくなってしまうわけではありません。
筋肉はそこにしっかりとあるのですが、身体がそれを上手く使えなくなっているのです。
より具体的にいうと、妊娠中から産後にかけて起こる「重心の揺り戻し」の影響で体幹のバランスが崩れた結果、脳が筋肉の正しい使い方を認識できなくなっているのです。
例えば赤ちゃんを抱っこするときなど、身体は本来であれば「インナーユニット」と呼ばれる体幹を支えるための筋肉群を収縮させることで体幹を安定させ、固有背筋をはじめとした背中から腰にかけての筋肉への負担を軽減させます。
さらに体幹を支えるための筋肉は肩から背中にかけてのインナーマッスルとも連携して作動するため、インナーユニットを正しく使うことでより効率よく負荷を分散させて長時間抱っこをしていても疲れにくい身体の使い方ができるはずなのです。
インナーユニットに関する詳細はこちらの記事を参照ください
しかし産後の女性は「重心の揺り戻し」の影響で全身の筋肉の連携が崩れているため、そのようなインナーユニットを中心とした筋肉の連携を取ることができません。
それによって本来使えるはずの筋肉が上手く使えなかったり、本来掛かるはずのないところに負担が掛かるようになります。
そのような全身の筋肉の連携が崩れて正しく使えなくなることが、産後の様々な不調が発生する主要因となるのです。
産後のトレーニングやエクササイズは,まずは機能性の回復から始める
そのように身体中の筋肉がうまく使えない状態でいくら産後ののエクササイズやトレーニングを行ったところで、本来望まれるはずの効果を得ることはできません。
身体が正しく筋肉を意識できない状態でいかにトレーニングを重ねたとしても、そのトレーニングの狙い通りに正しく身体に効かせることは難しいからです。
むしろ正しい動きができないことで特定の筋肉ばかりに負荷が掛かり、かえって疲労や痛みにつながる可能性すらあります。
簡潔にまとめるならば、産後女性の身体機能回復のために本当に必要となるのは乱れてしまった身体バランスを整え、使いたい筋肉を本当に正しく使える身体に戻すことです。
そのためにまず必要なのは、身体が正しく筋肉の連携性を取り戻し、効率良く使うことができるようになるための「連携性」を回復させることだと言えます。
しかしそのような連携性の回復は、外的なトレーニングではなかなか回復させることができません。
そこで私達の「骨盤軸整体」がお役に立つことができるのです。
骨盤軸整体で産後の身体機能を回復させ、筋肉の連携性を取り戻す
私たちの骨盤軸整体には「重心の揺り戻し」の影響で崩れた体幹バランスを回復し、従来の筋肉の機能を脳に正しく認識させる効果があります。
それによって産後に失われてしまった身体機能や筋肉の連携性を回復させ、身体本来のバランス感覚や正しい使い方を取り戻すことが可能となります。
この動画のモデルは妊娠23週の妊婦さんですが、骨盤軸整体を受けるだけでこれだけ下半身の主要な筋肉を連携させ、体幹を安定させることが可能となります。
ヨガやピラティスではおなじみのポーズですが、この動画のレベルまで体幹を安定させるためにはどれだけトレーニングを積み重ねればいいでしょうか?
骨盤軸整体ならわずか30秒です(笑)
動画で説明している通り、このケースでは内転筋、中臀筋、大腰筋に骨盤軸を通してあります。
骨盤軸整体では8パターンのポジションで施術をおこなうことで、主に身体を支えるための筋肉を細かく指定して骨盤軸を通す=強化することができます。
それによってクライアント毎に必要な部位に対してピンポイントにアプローチし、より個別に絞り込んだ施術をおこなうことが可能となります。
産後に失われてしまった身体機能や筋肉の連携性を回復しないままで産後ケアトレーニングを始めてしまうのと、骨盤軸整体を受けてそれらの連携性を回復させてから産後ケアトレーニングをスタートさせるのでは、どちらがより効果高く結果が身体に反映されるでしょうか?
その道のプロフェッショナルであれば、比較するまでもないというのは理解いただけるのではないでしょうか?
本当の意味で、産前産後の女性の身体機能を確実に改善していくために。
産前産後の女性を対象としたヨガやピラティス、パーソナルトレーナーなどの方々には、是非とも骨盤軸整体を身につけていただきたいと思います。
是非とも私たちのセミナーにご参加ください。