こんにちは、骨盤軸整体の野田です。
先日の3月10日に、第3回骨盤軸整体ブラッシュアップセミナーが開催されました。
骨盤軸整体の各種セミナーを修了したインストラクターの方々から「継続してもっと学びを深めていける場が欲しい」との意見を受けて開催するようになったこの「ブラッシュアップセミナー」ですが、今回で3回目。
回を重ねるごとに参加者も増えてきて、記念すべき第1回目は6名、第2回目は9名、そして3回目となる今回は16名の参加となりました。
骨盤軸整体の広がりとともに、実際の臨床現場で活用し、結果を出しているメンバーも確実に増えてきています。
骨盤軸整体を創り上げ、伝えている立場からすればこれほど嬉しいことはありません。
セミナーの進行は各自が持ち寄った症例報告がメイン。
日本全国から集まったインストラクター達が、それぞれの臨床現場でおこなったクライアントへの施術をレポートにまとめ、発表し、皆で共有すると共にそれに対するフィードバックを得るのが目的です。
整体師や柔道整復師の先生方はもちろん、助産師、看護師、セラピストなど、集まったメンバーのバックボーンも幅広く、レポートの事例対象となっているクライアントも老若男女さまざま。
70才を超えたご老人への施術効果、出産翌日の女性への施術実績、めまい症を訴える女性への施術考査、交通事故にあった妊婦さんへの施術に対するアプローチなど、実にさまざまなシチュエーションでの症例検討が集まりました。
16人の症例報告というのは、それだけでなかなかに圧巻なものです。
しかも皆どれもレポートのクオリティが高く、実に聞き応えのあるハイレベルな事例が揃っていました。
人前で発表することに慣れておらず緊張しました!と語ってくれたメンバーもいらっしゃいましたが、それでも誰一人臆することなく胸を張って発表できていたのが印象的でした。心強い限りです。
皆さんそれぞれに得意分野がありますから、それ以外のジャンルのクライアントへの症例というのはなかなかイメージがわかないものです。
例えば助産院に勤める助産師さんはスポーツに課題を抱える中学生への施術は分からないでしょうし、デイケアセンターで骨盤軸整体を活用されている方は臨月の妊婦さんへの施術はまず行わないと思います。しかしそのような自分の得意分野外の施術や普段自分が接する機会の少ない対象への事例でも、それを得意とするインストラクターのレポートを通してイメージを共有していくことで、自分の経験値と照らし合わせて吸収することが可能となります。
単に「学んで終わり」のよくある整体テクニックではなく、経験を持ち寄り、仲間と共有していくことで集合知として積み重ね、新たな視点での解決策や方法論を見いだすことができる。
骨盤軸整体は、そのように「皆で可能性を広げていくことができるメソッド」として発展していける、全く新しいメソッドであると自負しています。
症例検討が終了した後は、新しい実技の練習会です。
この数ヶ月で僕が新たに開発した骨盤軸整体のプロトタイプを発表し、皆で共有して検証していくのもこのブラッシュアップセミナーの目的です。
今回は特に妊婦さんの身体バランスを整え、呼吸を深く導くことのできるテクニックと、メンタル的なコンディションからくる身体の緊張を改善するテクニックを学んでもらいました。
プロトタイプとはいえ、僕自身が実査の臨床で結果を出しているテクニックです。
今までの骨盤軸整体にはなかったアプローチで、インストラクターの皆さんの更なる可能性が広がるものであると自負しています。
皆さんの手でさらに磨き上げ、より多くの方々に届けていただけたら嬉しく思います。
集合写真もパシャリ。
次回は6月に開催予定です。
より多くのメンバーと共に、より多くの症例を共有して骨盤軸整体の世界を広げていけたら嬉しく思います。
今回参加いただいたメンバーの皆さん、あらためてお疲れ様でした。
また6月にお会いできるのを楽しみにしています!
オマケ
これだけの大人数ですから、懇親会も大盛り上がりでした。
楽しかったです。ご参加いただきありがとうございました!