こんにちは、骨盤軸整体の野田です。
整体のテクニックセミナー、集客や経営のためのセミナー、接骨院の自費移行セミナー、クライアントとのコミュニケーションの取り方についてなど、私達の業界を対象にしたセミナーが世の中にはたくさんあります。
もちろん当スクールもそのうちの一つではあるのですが、皆さん、参加されるセミナーの価格ってどのようにして決めていますか?
物の値段というのは得てして相対的なものです。
1万円のセミナーでも高いと感じる場合もあるでしょうし、それこそ100万円のセミナーでも十分元が取れて安かったと感じることもあるかもしれません。
セミナー価格の高い、安いと言うのは、何を基準にして決めるべきなのでしょうか。
見価格適正値の計算式とは?
僕はあまり外部のセミナーに参加させていただくことは多くないのですが、それでも参加する際には、
そのテクニックを用いたA年間での売上が、セミナー費用のB倍を超えることができそうかどうか
を基準に考えることにしています。
もっとざっくばらんな言い方をすると、A年でセミナー費用のB倍を回収できるかどうかということです。
AとBに入る数字はもちろん人それぞれで、単にセミナー参加費用の元が取れればいいと思う人はB=1でしょうし、それも長いスパンでじっくり構える場合はAは2にも3にもなると思います。
逆に投資セミナーのような短い期間でレバレッジをかけるようなテクニックでしたら、Bはそれこそ100でも1000でもあり得るでしょうし、Aも1より少なくなるかもしれません。
僕は基本的にA=1、B=10を入れる場合が多いです。
つまり、その学びを活かして1年でセミナー参加費用の10倍の売上を上げることができれば、そのセミナーには参加する価値があるというのが僕の判断の基準になっています。
骨盤軸整体ベーシックセミナーの場合
当スクールのセミナーで例えてみましょう。
当スクールの骨盤軸整体ベーシックセミナーは、東京開催で54,800円です。
ということは単純に、1年で54,800円の10倍の売上を得ることができれば、僕としてはお得なセミナーだと考えられます。
つまり1年間で548,000円の売上。
1ヶ月あたりに均すと約46,000円ですから、骨盤軸整体コースを単価6000円で設定したら月に8人、仮に単価3000円で設定したとしても月に16人で達成できることになります。
ずいぶんとお得なセミナーだと言えるのではないでしょうか(笑)
ベーシック+アドバンスの場合
あまりにお得なので、アドバンスコースまで受講した場合はどうなのか計算してみますと、
ベーシックコース+アドバンスコースでは合計219,800円。
なのでその10倍、つまり1年間で2,198,000円の売上を得ることができるかどうかを考えます。
月に均すと183,200円。
単価を協会推奨金額の5,000円(税込5,500円)に設定したとして、
183200÷5500=33.30909090…
つまり月に34人で目標達成です。
34人を週に均すと9人弱。
つまり単価5,500円の骨盤軸整体コースを設定して週に9人(1週間で5日営業だとして一日2〜3人)のクライアントを施術することが出来れば、ベーシック+アドバンスのセミナーには受講する価値があると考えられるのです。
応用編!
例えば50万円のセミナーを受講するかどうかを考える際には、そのスキルや知識を使って1年間に500万円の売上を得ることができるかどうかを考えます。
1年で500万を売り上げるためには、そもそも単価をいくらに設定して、ひと月に何人のクライアントに提供できればいいのか。
例えば1万円の単価で設定するならば、ざっくり計算してひと月に125人。1週間でおよそ32人。
2万円の単価で設定すれば半分の数字(1週間で16人)でOKですが、逆に単価5000円なら1週間で64人が必要になります。
しかし50万円ものセミナーともなれば単に小手先のテクニックだけでなく、経営戦略なども含めた包括的なスクールの授業の可能性もあります。
その場合は1年ではなく、2〜3年のスパンで考えた方が現実的な数字を導き出せるかもしれません。
それも一見さんの新規クライアントだけで全ての数字をまかなうのは現実的ではないでしょうから、リピートを含めた人数になると思います。
そうなると一人のクライアントに対して何回のリピートを前提とするのか、そのためにはどのようなメニュー設定にして、どのような来院サイクルを提唱していくのかといった店舗としてのリピート戦略もまた重要になってきます。
それらを全て考慮して、現実的な数字で折り合いをつけていく必要があると言えます。
すべての経費に対してそのように考えるクセをつける
セミナーの適正価格かどうかだけでなく、このような考え方はすべての店舗運営にかかる数字の算定方法として重要になります。
例えば広告宣伝費に対してもしかり。
エキ○ンに毎月30,000円掛けたとして、単に何となく毎月この金額なら払ってもいいかなーと言ったライトな印象で決めるのではなく、1ヶ月の中で掛けた費用の何倍の収益を上げれば自分にとって元が取れたと言えるのか、その収益を出すにはメニュー設定をいくらにして、どれだけの新規来院があればいいのか、そして何回リピートしてもらうことを目標に設定するのか、それら全てを踏まえてどれだけのディスカウントを設定できるのか、などなど。
数字に反映させながら考えていくのはしんどいところもありますが、全てを戦略的な数字に落とし込んで考えていくクセをつけていくことがこれからの店舗運営には大切になってきます。
これからの整体院経営に関して、特に産前産後の女性をターゲットにした整体を手掛けていくためには、このような考え方が次世代のスタンダードになっていきます。
骨盤軸整体はそのような次世代のニーズにしっかり対応できる、数少ない整体メソッドであると自負しています。
本当の意味で自信を持って、周産期の女性に貢献できるテクニックを身につけるために。
私たちの骨盤軸整体を学び、共に広げていきませんか?
志の高い皆様のご応募をお待ちしています。