こんにちは、骨盤軸整体の野田です。
先日の20日から21日にかけて荻窪本院にてアドバンスセミナーを開催しました。
受講生はベーシックセミナーを修了した2名の助産師さんです。
アドバンスセミナーはVol.1とVol.2の2日で構成されていて、初日のVol.1では施術の組み立て方を中心に学んでいきます。
まずは施術部位の選定方法から。
相手の身体の弱い部分や上手く使えていない部分を見つけ出し、改善するためにはどのポジションを選べばいいのか?というテーマで施術を組み立てていきます。
整体師としてクライアントと対峙していくためには、自分自身で相手の身体の状態を評価しながら施術を組み立てなくてはいけません。
そのためには現状をしっかり分析し、仮説を立てて最適解となるポジションを選び出し、実際の施術結果と照らし合わせて検証していくサイクルが重要になってきます。
そのようなサイクルを学ぶために最適なカリキュラムをアドバンスセミナーではご用意しています。
その後は整体メニューとしての具体的な施術の流れを学んでもらいました。
ベーシックセミナーでは8つの基本的なポジションを学んでもらいましたが、それをどのような形で実際の施術に組み込んでいくのが最適なのか?
施術前の検査から実際の施術を経て施術後のアフターの検査まで、極力クライアントの身体に負担を掛けずに効率よく施術を進めていくためにはそれらの一連の流れをスムーズに組み立てていく必要がありますが、なかなか頭で考えて実行していくのは難しいものがあります。
セミナーでは最小の負担で最大児の効果を発揮できる、そして最短の時間で施術を終了することができるベストな流れを反復しながら覚え、身につけてもらいます。
それによって整体未経験の助産師さんでもより的確な施術を身につけることができ、整体メニューとして無理なく構築していくことが可能となります。
初日はつつがなく終了。お疲れ様でした。
翌日はVol.2。
アドバンスVol.2ではカウンセリングの受け答えや施術中のトーク内容、さらには次回予約の提案で押さえるべきポイントといったクライアントに向き合う際に必要な一連の流れについてなど、いわば施術メニューとしての一連の流れについてお伝えしています。
特に施術者として大切なのは、カウンセリングの際に初回クライアントと「施術のゴールを設定する」ということ。
クライアントは身体の不調を訴えて整体を受けに来るのは間違いないですが、大切なのはそれに対してどこまでどうアプローチをしていくのかが施術者として大きな問題となっていきます。
痛みを訴えるクライアントに対して「痛みを取ること」だけをゴールにしていては、施術者はその痛みの有無にばかり振り回されてしまいます。
またクライアントは仮に一時的にその痛みを凌ぐことができても、本質的な原因を解決してもらえていないため同じ痛みを何度も繰り返すこととなってしまいます。
その痛みや不調の根本的な原因はなんなのか、それをどのようにして解決していくのか。
それをしっかり言語化し、クライアントと施術者の共通認識としてゴールに設定することこそが、お互いの信頼関係を高めていくために重要な設定となっていきます。
そのためのコミュニケーション理論や具体的な声掛け事例について、しっかりと身に付けていただきました。
さらには尿もれや腹直筋離開といった産後に多いトラブルの具体的な改善方法や、産後女性の改善ステップに合わせたエクササイズも順を追ってお伝えしています。
ゴールに向けてクライアントに継続して施術をしていくのが大切といっても、同じ流れでひたすら同じ施術を繰り返せばいいというわけではありません。
刻々と変わり続けるクライアントの身体の状態に対して最適な施術やエクササイズを提案し続けなくてはいけませんし、それが施術を組み立てるという言葉の本当の意味です。
それらをどう見極め、どのような流れでステップを踏みながら施術を構築していけばいいのか、どのようなエクササイズをどのような順番で提案していけばいいのか、そのような整体師としての真髄に近づくような知識と技術を身につけてもらうのがアドバンスセミナーの真の目的といえます。
今回のお二人とも、開業して骨盤軸整体をメニューかすることを前提にセミナーに参加していただきました。
2日間でしっかりと応用手順を学ぶことができて、より骨盤軸整体を実際の臨床で生かしていくイメージを持ってもらえたのではないでしょうか。
これからの活動報告を楽しみにしています。
次回のアドバンスセミナーは1月24〜25日です。
皆さんのご参加をお待ちしています。
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