こんにちは、骨盤軸整体の野田です。
いつもありがとうございます。
皆さんはコンビニでアイスを買うことはありますか?
僕はたまに子供達にせがまれて(主に息子・笑)
コンビニに寄ってアイスを買うことがあるのですが、
最近のコンビニのアイスショーケースには蓋がないことに気がつきました。
上の娘(12歳)がまだ小さかった頃にはまだコンビニのアイスショーケースには蓋があって
白く曇ったガラス越しに娘とアイスを選んでいたような記憶があるのですが、
あの蓋っていつからなくなったんでしょうか?
調べてみたところ、蓋のないショーケースは
「オープンショーケース」といって、2006年に特許が取得されていました。
ケースの上面に冷気の吹出口と吸入口があって、そこで空気の流れを作ることで蓋の代わりとなって
外気の侵入と庫内冷気放出を防いでいるそうです。
2012年からセブンイレブンでの導入を皮切りに、
現在ではほぼ全てのコンビニチェーンで採用されているようです。
さらに最近ではスーパーの冷凍食品売り場でも、同様の棚を見かけることが多くなりました。
蓋がないと商品を見やすく手に取りやすいので、購入のアクションに結びつきやすくなります。
また商品の陳列や在庫確認も容易となり、従業員の業務効率や生産性の向上も期待できます。
あまり日常生活の中で意識することの少ない、目立つことのない発明なのかもしれませんが、
しかしそれでも世の中の利便性を確実に向上させていると言えるのではないでしょうか。
世の中にはたくさんのイノベーションがありますが
動的なイノベーションと静的なイノベーションに分けられます。
例えばiPhoneの発明などというのはそれだけで世の中の流れを大きく変えてしまうような
言わば動的なイノベーションであると言えます。
しかしこのオープンショーケースのような、
大きなインパクトはなくても世の中の利便性を確実に向上させているような発明もまた、
静的ではありますが立派なイノベーションです。
動的イノベーションは我々の生活を前進させますが
静的イノベーションは生活の質を高めてくれます。
私たちの生活は静的イノベーションの積み重ねで
少しずつ暮らしやすさが向上していると言っても過言ではありません。
動的イノベーションにばかりではなく静的イノベーションにも注視していくことで、
より大きなビジネスチャンスを生み出すことができるかもしれませんね。