「助産師の視点で産前産後の整体を考えるセミナー」を開催しました

こんにちは、骨盤軸整体の野田です。
いつもありがとうございます。

昨日は協会認定インストラクターによるセミナー第二弾として、
「助産師の視点で産前産後の整体を考えるセミナー」を開催しました。

今回は町田市を中心に助産師として、そして骨盤軸整体アドバンスインストラクターとして出張専門整体も手がけている石田かおり先生に講師をお願いしました。

石田先生は骨盤軸整体の創設期から臨床現場での効果検証に協力いただいている先生で、他の協会メンバーからの質問などに対しても的確で親身な回答を積極的に寄せてくれたりと、骨盤軸整体の発展にいつも尽力してくれている先生です。

助産師としてキャリアを重ねてきた石田先生がどのようにして整体と出会い、学ぶことを決心したのか。
そして実際に整体師として活動して、現在のような結果を積み上げるまでにどのような苦労や経験があったのか。

そのような話をはじめとして、主には整体師が妊婦さんや産後の女性に施術をおこなうにあたり助産師目線でどのような部分に気をつけるべきなのかという観点についてお話をいただきました。

骨盤軸整体_石田かおり

妊娠最初期から後期にかけて妊婦さんの体は目まぐるしく変化していきますが、基本的に整体師としてそのような変化についての具体的な機序を学ぶ機会や場というのはほとんどありません。
もちろん当スクールではそのような内容についてもしっかりとしたカリキュラムをご用意していますが、実質的には当スクール以外には整体師がそのようなスキルや知識を学ぶ場所がないため独学となってしまい、どうしても普遍的なレベルまでしか知識を深めることができないのではないでしょうか。

 

僕がマタニティ整体や産後のボディケアを始めた15年前と比べて、それらをターゲットにした整体院やセラピストの数は飛躍的に増えました。
しかしいまだに「産後の骨盤が開きっぱなし」などといった誤った知識が当たり前のように語られている点からも察せられる通り、産前産後の女性のボディケアを担うにあたって業界としての知識不足・認識不足はまだまだ解消されておらず、安易な手段と浅い知識で無責任な施術を行うような低いレベルが蔓延してしまっている部分は業界全体として大きく反省しなければいけません。

特に妊婦さんの体の変化に関しては、一見ちょっとした不調のように見えても実際には大きな危険につながる要素というのがたくさんあります。
それらを見落として通常の施術に当たってしまったり、整体でなんとかしようと思って適切な処置を取らず、結果として取り返しのつかない事態に陥ってしまったりといったリスクは誰にでも起こり得ることであり、それを未然に防いでいくためにはしっかりとした知識が必要になっていきます。

そのような知識を広げていくための橋頭堡として今回のような、助産師と整体師の両目的な視点で医学的見地に基づいて開催されるセミナーというのは実に意義があると言えるのではないでしょうか。
参加者の皆さんにとっても普段の整体師としての学びの中ではなかなか耳慣れない単語や表現も多かったと思いますが、しっかり吸収し、学びを深めていこうという真剣な姿勢が印象的でした。

石田先生、そしてご参加いただいた先生方、あらためてお疲れ様でした。

セミナー後の集合写真を撮り忘れてしまったので、親睦会での一枚をパシャリ。

懇親会でも熱く盛り上がって喧々囂々、セミナー本番匹敵するくらいの名言やトークが飛び出し、これも動画に撮影して配信したいくらいだったのですが(笑)流石にお酒の席ではカメラを回す余裕もなく、残念ながら参加したメンバーのみの知識の共有ということで(笑)

このような協会員によるセミナーは随時開催していきます。
骨盤軸整体協会のメンバー以外でも参加できる機会も積極的に作っていこうと考えています。
ぜひご参加ください。

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