こんまりメソッドに学ぶ世界観の広げ方

こんにちは、骨盤軸整体の野田です。
いつもありがとうございます。

近藤麻理恵さんという方をご存知ですか?

2010年に『人生がときめく片づけの魔法』という
書籍を出版してベストセラーとなりました。

「こんまりメソッド」という言葉を聞いたことが
ある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

片付けコンサルタントとして、現在はアメリカを
拠点にして活躍されています。

いらない物を片付ける、という考え方。
そのこと自体には特に目新しさはありません。

断捨離という言葉も聞き慣れたものとなりましたが
彼女が提唱している「こんまりメソッド」も
基本的にはそれと変わりはありませんし、

彼女の登場より前に「整理整頓のノウハウ」を
YouTubeにアップしていた人達は沢山いました。

しかし彼女が他のユーチューバーと違ったのは、
単に「整理整頓の方法」を紹介するだけではなく

その行為によって感じられる
「物が片付いた時に得られるプラスの感情」
を主軸に打ち出したことにあります。

モノが片付いた時の達成感、高揚感、満足感を
「ときめき」というキャッチーなキーワードで
抽象化し、自己肯定感にまで結びつけ、

最終的には

「片づけをしたことで、過去に片をつけ、その結果人生に何が必要で何がいらないか、
何をやるべきで何をやめるべきか、はっきりとわかるようになる」
(『人生がときめく片づけの魔法』より抜粋)

という意識にまで昇華されています。

そのような考え方が「禅」などの東洋的な精神性に
重なり合うとして、2014年のアメリカでの出版時に
話題となり、大ベストセラーとなりました。

現在では活動の拠点をアメリカに移し、2019年には
Netflixでも特集番組を製作されるまでになりました。

単に「整理整頓」のノウハウ公開にとどまらず
その先にある「感情の変化」を前面に打ち出し、
それによる精神の安定や自己肯定感にまで世界を広げていく。

そのような「世界観の広げ方」については、
私たちも大いに学ぶところがあるのではないでしょうか。

単に施術をクライアントに提供するだけでなく、
その先に何を与え、何を感じてもらうのか。
どのような世界観を広げていくことができるのか。

「これからの整体」を展開していくにあたって、
そのような考え方はとても重要となっていきます。

「こんまりメソッド」からそれらを学んでみるのも
面白いかもしれませんね。

 

メールマガジン登録はこちら

 

関連記事