入会金250万円の寿司を食べに来る人達を考える

こんにちは、骨盤軸整体の野田です。
いつもありがとうございます。

先日のニュース23で興味深い特集がありました。

三重県伊勢志摩の間崎島(まさきじま)という
かつて真珠養殖で栄えた島にあるお寿司屋さん。

入会金250万円、年会費36万円の超高級会員制で
1日1組限定で予約を受け付けているとのこと。

誰がわざわざそんな大金払って辺鄙な島まで
寿司を食べに来るんだ?と思うかも知れません。
しかし予約は常に満席状態。

お客さんは東京か名古屋からヘリコプターで島まで来て、
またヘリコプターで帰っていくそうです。

番組に写っていたのは美容関連の会社を経営している方で、
海外からのお得意様の接待でこのお店をよく使用するとのこと。

少なくとも僕には全く想像できない世界の話ですが
世の中にはそのようなお店に通うために
お金を惜しまない人達が存在する、ということは理解できます。

都会からヘリで飛ばなければ辿り着けないという
商売には明らかに不利と思える環境であっても、

彼らにとってみれば、わざわざ寿司を食べるために
ヘリをチャーターして島まで飛ぶという

非日常なシチュエーションの演出まで含めて、
その金額に価値を感じているのだと思います。

誰に対して売りたいのか、ターゲットを明確にして
付加価値を最大に高めるような工夫をこらすことで

不利な状況でもかえってそれを強みとして
むしろ唯一無二のビジネスとして
展開していくことができるのだということです。

大いに感心して番組を見させてもらいました。

常識に囚われない柔軟な思考を持つことができれば
ビジネスチャンスは無限にあるのかもしれません。

常にアンテナを張り巡らせていきたいものですね。

 

ただ残念だと思ったのはこの番組の構成で、

どちらかというと島に住んでいるその他の住人達
(月額7万円前後の年金暮らしの老人がほとんど)
との格差を比較したようなテーマになっていて

素朴な年金暮らしのお婆さん=「善」で
島に来る贅沢なお金持ち=「悪」というような
いかにも、な取り上げ方をされていることでした。

その方が視聴者の共感を得やすいのでしょうね。
世間の裕福層に対する風当たりというのはまだまだ強いのかもしれません。

 

メールマガジン登録はこちら

 

関連記事