こんにちは、野田です。
骨盤軸整体をどのようにしてメニューに落とし込み、クライアントに提供していけばいいのか?
あるいは新規開業にあたって、価格設定からメニュー構成まで、どのようにしていけばいいのか?
セミナー受講者の皆さんからよくいただく質問でもあります。
最もはじめに考えなければいけないのは「誰に対して施術をおこなっていきたいのか」ということです。
言い変えれば「自分の施術を誰に受けてもらいたいのか」ということでもあります。
すべての人に受け入れられるビジネスというのは、ありそうでなかなかないものです。
自分はどのような人達を相手にサービスを提供していくべきなのか。
整体に限らず全てのビジネスにおいて、いわゆるターゲットの選定というのはもっとも重要となってきます。
骨盤軸整体は周産期の女性のために生み出された施術テクニックですから、当セミナーに参加いただく方の答えは「マタニティ〜産後の女性」というのが大多数だと思います。
ここまでは簡単ですが、これだけではターゲットの選定としては半分くらいしか進んでいません。
その次に考えなければいけないのはターゲットの階層です。
階層といっても身分や人種についての差別や区別ではなく「価値観と金額の階層」のことです。
自分が価値を感じるものに対してどれだけお金を払うことができるのか。
同じ「マタニティ〜産後の女性」というターゲットであっても、そのような「価値観と金額の階層」は人によって違います。
例えば腕時計が好きだという人がいても、一万円以下のスウォッチのコレクターもいれば数十万円のロレックスの愛好家もいます。
高級ブランドの財布を愛用する人もいれば、チープな財布を頻繁に買い換えるのが好きな人もいるでしょう。
どちらがいい、悪いという話ではなく、それぞれの価値観によって求める商品の価格帯が違うということです。
そしてそのような階層ごとに当てはまるビジネスが存在していて、人々は自分の価値観に対応したそれらのお店を使い分けているだけのことです。
私たちの業界に話を戻すと、例えば1回の施術が5,000円だとして、それに対する受けとめ方は人それぞれ違います。
「5,000円もする整体なんて有り得ない!」と考える人もいれば「5,000円以下の整体なんて怖くて受けられないよ!」と考える人もいます。
時計や財布の例と同様で、どちらが正しい間違いということはありません。ある意味どちらも正しいです。
ただ、自分の治療院の「価値観と金額の階層」をどちらのターゲットに合わせていくのか。
その選択次第で価格設定をはじめとしたあなたの院の方向性は大きく変わっていくことになります。
貴方はどちらの価値観を持つ人達とつながっていきたいのか。
貴方の仕事はどちらの階層の方に認めてもらいたいのか。
貴方の心を満足させ、やりがいとモチベーションをもたらしてくれるのはどちらの階層の人達なのか。
「なーんだ、要するにお金持ちをターゲットにしていけばいいのね」と思った方は要注意!
「価値観と金額の階層」の高い人が必ずしも高所得という訳ではありません。
例えば貴方の周りに、趣味に対しては出費を厭わないという人はいませんか?
ブランド物のバッグや靴、車や自転車など。
年に数回は旅行に出掛けるのを欠かさない、という人もいるでしょう。
あるいはスマホの課金ゲームや、パチンコなどのギャンブルがそれに当たる人もいるかもしれません。
しかし総じてそのような人達が全てお金持ちなのかといえば、きっとそうでもないのではないでしょうか?
人は自分が価値を感じるものに関しては、支払いに対するハードルが大きく下がる傾向にあります。
ですからターゲットがお金持ちかどうかはあまり関係なく、あくまでも「自分の施術に価値を感じてくれる階層」をターゲットとして選定することが大切なのです。
次回はもう少し踏み込んだ内容でお伝えしていきたいと思います。
これからの整体院経営に関して、特に産前産後の女性をターゲットにした整体を手掛けていくためには、このような考え方が次世代のスタンダードになっていきます。
骨盤軸整体はそのような次世代のニーズにしっかり対応できる、数少ない整体メソッドであると自負しています。
本当の意味で自信を持って、周産期の女性に貢献できるテクニックを身につけるために。
私たちの骨盤軸整体を学び、共に広げていきませんか?
志の高い皆様のご応募をお待ちしています。