突然ですが皆さん、ラーメン好きですか?
ラーメンマニアの間でよく言われる「そろそろ潰れそうなヤバいラーメン屋の特徴」というのがあって、
・営業時間がだらだら伸びる。・ラーメン以外のメニューがやたらと増える。
・入り口や店内の告知がごちゃごちゃしてくる。
・中途半端な値下げやサービス(トッピング・替え玉無料など)が多くなる。
他にもいくつかあるようですが、主にこれら4つの兆候が気になりだすと「この店そろそろヤバイかも・・・」となるそうです。
実際に潰れるかどうかは別として、売上が下がって経営が危うくなると、店主としては上記のような策に走りがちなのだと思います。
それをお客さんは敏感に察知して「そろそろヤバいかも?」という噂につながるわけです。
・営業時間を延ばす・メニューを増やす
・入口や待合室の告知がうるさい
・WEBクーポンなどの安易なディスカウントに走る
この四つの特徴というのはなかなか核心を掴んでいて、我々の業界でも同じようなことが言えるように思います。
経営に不安を感じている先生方もまた、得てしてこのような手段を取りがちなのではないでしょうか。
以前僕は高円寺にも整体院を出していたことがあるのですが、その院の近くに「腰痛専門の整骨院」がありました。
エントランスの脇壁面に「当院は腰痛専門の整骨院です」と大きくデザインされていて、なかなか目立つのですが、ある時期から店頭に「肩こり解消しませんか?肩甲骨ほぐしキャンペーン実施中!」という垂れ幕が設置されるようになりました。
「腰痛専門」と高らかに宣言している壁面看板の一部に被るように設置しているそれを見た途端、先ほどのラーメン屋の特徴を思い出してしまいました。
この整骨院が本当に「そろそろ危ない」のかどうかはわかりません。
しかし少なくとも「腰痛専門院」として順風満帆であれば、このような「肩こり解消キャンペーン」を開催している暇はないのではないかとも思います。
もちろんラーメン屋の店主と同じく、我々治療家だって経営者です。
経営していくためには様々な努力や工夫が必要であることは否定しません。
しかしどんなに注力した「努力や工夫」であっても、それが自院のコンセプトに外れたものであれば決して集客につながることはなく、かえって自院のブランド力を低下させてしまうことにもなりかねません。
新しいことを始めるのは決して悪いことではないですが、それが本当に自分の築き上げてきたコンセプトに外れるものではないのか、自分のビジネスのブランド力を低下させることはないのかを今一度冷静に検証してみる必要があります。
もちろん新しいターゲットに対して訴求することが間違いかと言えば、決してそんなことはありません。
大切なのは今まで築き上げてきたブランドを壊さず、新しいアプローチで訴求していくことです。
そのためにはむやみやたらと安易な方法で手あそを広げようとせず、今の自院の強みは何か、どのようなこだわりを持って経営してきたいのか、そんな根っこの部分から掘り下げて見つめ直していく必要があります。
ヤバいラーメン屋と同じ轍を踏まないために、まずは自分自身の足元を見つめ直すことから始めていきましょう、